JOURNAL

10/1-9 武田由平生誕130年記念合同展覧会開催

2022.10.25

10/1よりプレオープンと同時に各施設と合同展覧会の形で「武田由平生誕130年記念合同展覧会」が開催されました。

本企画は、木版画家であり、教師、そしえ中津市名誉市民でもある武田由平氏の作品や生き様をぜひ今を生きる中津市民を中心とした現代の人々に再認識してもらいたいとのことで、木村記念美術館、Galleryこうひいや、久恒家邸宅、深水小学校、平田邸蔵などが初めて合同で開催した展覧会です。

旧平田郵便局もその会場として使用できると良いとのことで、プレオープンをこの展覧会の日程に合わせて改修や企画計画を進めてまいりました。

今回の展覧会は「各会場が主催」という形で行われ、各会場の色の違いも楽しんでもらえるよう、ワークショップやトークショーなど、各会場のキュレーターや店主がオリジナルの企画も盛り込むなど、初めてとは思えな盛り上がりとなりました。

9月後半にまずはGalleryこうひいや、久恒家邸宅にて開催。10月前半に平田邸公開と共に、平田邸蔵と旧平田郵便局で展示が行われました。

平田邸蔵では、生花も施され、新設されたライトアップお相まって、シックでシャビーなギャラリー空間の中、作品だけでなく所縁の道具の展示や、平田邸から見える木ノ子岳を描いた作品の展示など。

旧平田郵便局では、武田由平氏の教え子であり、花崎宏志氏の作品を中心に、木村記念館副館長監修の元、展示が行われました。

来年の干支である兎をあしらった年賀状を親子で彫り摺り体験ができるワークショップも大好評。

蔵と旧平田郵便局とで販売した6月8日の精油やレターセットの販売もとても好評でした。

 

県内は元より、福岡県や遠くは山口県、関西圏からの来場もあったこの展覧会。

高齢化や過疎化は平田地域も例外では無い中、連日明るい声が響き渡り、とても賑やかな9日間でした。

旧平田郵便局に至っては、木版画だけでなく、久しぶりに開いたこの場所そのものを懐かしむために来てくださった方々も多く、かつてこの郵便局で電話交換師として勤務されていた方など見えたり。

「懐かしい〜」

「変わってないわ〜」

と、昔の姿を教えてくださるいろんな方々とお話ができ、より立体的な輪郭を感じることができたのは、店主の方だったり。

 

そうして無事、幕を閉じた武田由平展。ここに至るまで何度も会議を重ねて、準備を進めてきてくださったNAKATSU ART LABを始めとする関係各所皆様、記事を挙げてくださった朝日新聞社様、プレオープンにあたりお花を届けてくださったTateyama honey、平田郵便局現局長と前局長や澁谷氏、中津市役所の皆さん、この地に繋いでくれたbride de lune上西さん、企画や施工に携わってくださった多くの皆さんにこの上ない感謝を込めて。

 

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「武田由平展」

2022.10.1-9(10:00-17:00)

主催 NAKATSU ART LAB.

共催 木村記念美術館

フライヤーデザイン kuu. LLC.

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